Black in Black

オールブラックでシックなデザイン

ロジャー・フェデラー仕様のプロスタッフです。前バージョンでフェイスサイズが97インチになり、大きなモデルチェンジを果たしたのですが、このバージョンはスペックは変わらずデザインが変わっただけとのことだったので買い替えるつもりは当初なかったのですが、黒一色のあまりのカッコ良さについつい購入してしまいました。フェデラーがシンプルなデザインを求めて「アンコンタミネイテッドデザイン」として、このカラーになったとのことですが、実は完全な黒一色ではなく、艶ありと艶消しの黒で塗り分けられています。ラケットヘッドの両サイドが艶ありでその他の部分は艶消しになっています。

艶消しの部分はベルベットペイントコーティングと呼ばれ、ちょっと独特でウェットな感じの塗装になっています。ラバーっぽいというか。。 バックハンドでスロートを持った時に滑らないためのものだったようです。片手バックのフェデラーならではの仕様ですね。でも難点はコーティングが経年で剥がれてしまうんなですよねー。

キズついててお恥ずかしい。。
フェデラーとの共同デザインと表記されています

RF Autograph

フェデラーが使用しているのと同スペックのモデルがRF Autographと呼ばれ、随所にフェデラー印が散りばめられています。

スロート下部にフェデラーのサイン(ベルベットコーティング剥がれかけてます💦)
スロート内側にもフェデラーのサインと顔イラスト

ツヨシ

黒一色の中に赤地に白十字のスイス国旗がワンポイントになってますね

それにしても黒を艶ありと艶消しで塗り分けるってシャレオツですねー。すごくシックでカッコ良いです。

打感は??

ちなみにスペックはプロ仕様とあって、重量340gとめちゃめちゃ重いです。ただバランスが手元寄り(305mm)にあって、それほど振り回せないというほどではありませんでした。振り抜きが良くあまり重さを感じないのですが、長時間使っているとさすがに絶対重量の重さがこたえてきます。

とは言え、フィーリングはプロスタッフミッドから続くものがあり、自分にとっては使いやすかったです。フレームは硬いですが適度なしなりも感じられ、スイートスポットで捉えている限り気持ち良くボールは飛んでいってくれます。

フェデラーにとって重要なモデル

キャリアの晩年に差し掛かっていたフェデラーが度重なる怪我で苦しんだ時期を乗り越えて2017年の全豪・全英オープンで優勝するという華々しい復活劇を支えたのがこのラケットでした。おそらく本人にとってもデザイン開発に大きく関わった上に実績を伴ったことで思い入れの強いモデルになったのではないかと思います。それはまたファンにとっても同様で、この優勝を見て私も購入を決意したんですよねー。私にとってもここから始まるRF97 Autographモデルの追っかけの始まりのモデルとして思い入れのある一本となっています。