お気に入り番手の激レア限定モデル
プレミアムなレザー仕様
ハワイに行った時にたまたま見つけて即買いしたモデルです。アラモアナショッピングセンターの近くにあったセレクトショップ「KICKS/HI」で購入。ショップは残念ながら閉店してしまったみたいです。

「何だ、このモデルは!?」ショップに入ってすぐに目を奪われました。艶々した赤茶色のレザーボディにリフレクターのNロゴが浮かんで見えます。近づいてじっくり見るとシュータンにエンボス加工された「998」の文字が。お気に入りのモデルなのに全く印象が違っていたのでタンを見るまでわかりませんでした。
それにしてもスゴいプレミアム感です。非常にキメが細かく見るからに上質なレザーを纏っています。手に取らせてもらってアイレットからぶら下がっている革製のタグを見てみると、なんとホーウィン社のロゴが型押しされています。そう、あのオールデンにシェルコードバンを供給している米国の名門タンナーであるホーウィン社のレザーを使っているのでした。そりゃ上質に見えるわけですわ!

もうここまで知ってしまっては買わない訳にはいかないです。店員さんに聞いたらマイサイズである「8.5」があるとのことでめでたくお買い上げとなりました。
レザー以外の通常モデルと違うところ
改めて各部を見てみるといくつか通常モデルと異なる箇所がありました。まずサイドのNロゴだけでなく、ヴァンプ部とヒールタブ部もリフレクター仕様になっています。更にヒールタブにはNBロゴではなく、「USA」と型押しされています。また通常モデルでは青くチラ見せされているABZORBもこのモデルでは目立たないようにレザーと同色になっています。このように同じ998であっても別モデルであるかのような雰囲気が漂っています。



履き心地も通常モデルとは少し異なるが・・
ミッドソールはABZORBとENCAP、C-CAPを組み合わせた構造で通常モデルと同じです。が、自分史上最高の履き心地と絶賛している通常モデルとは少し印象が異なります。これは恐らくアッパー素材がオールレザーになっていることが影響しているものと思われます。いかにホーウェン社のレザーが丁寧に鞣されているとは言え、やはりピックスキンスエードとメッシュ素材の通常モデルとは柔軟性がだいぶ違うのでしょう。こちらのモデルの方が足を包み込む感じや歩いた時のアッパーの追従性が少し硬いように思います。
それでも998の持つ履き心地の良さはそもそもが高いレベルなので気になるほどのことではありません。そうした若干の差異を補って余りある魅力がこのモデルには詰まっています。この上質なレザーであればドレスパンツと合わせても全く引けを取りません。非常に履き心地の良いドレスシューズという感覚で使えます。私の持っているNew Balanceの中でもいい意味で異質の存在です。販売数もかなり少なかったようで、今までのところ同じモデルを履いている人を見かけたことがありません。この希少で素晴らしいモデルに出会えた幸運に感謝しながらこれからも大切に履いていこうと思います。