やはり名品

10年ぶりの邂逅
かつて初めて手に入れたMade in USAの赤い996を息子に譲ったものの加水分解でソールが分離してしまい、996から遠ざかっていました。そんな時にふとwebで見かけたパープルの996に一目惚れしてしまい、一も二もなく手に入れました。個人的にパープルって好きな色でして、一見奇抜なように見えるのですが落ち着いた色調ですので実物を目の前にすると、思った以上に大人な印象です。オヤジ世代があえて定番のグレーではなくこのパープルを履くとちょっとお洒落に気を遣ってます、みたい見えるのではないかと期待したりしてます☺️
しっくりくる履き心地
ロード向けに開発された900番台の3代目として1988年に登場した996には少し前に世に出た名作1300で初搭載されたENCAPが継続搭載されています。これはEVAをポリウレタンで包んだ構造のミッドソール素材です。これによって柔らかい履き心地が実現されています。また特に前に持っていた赤い996はアッパー素材がオールレザーだった為、見た目は高級感があっていいのですが伸縮性に乏しいのは否めないところでした。それに比べてこのパープルはオリジナル通りのスエードとメッシュの組み合わせで非常に柔軟性が高く、足の動きにしっかり追従してくれます。このENCAP、アッパー素材、更に細身のSL−1ラストが相まって包み込まれるような履き心地をもたらしてくれ、歩いていても足が非常に軽く感じます。

更に限定カラーモデルを買い増し

このパープルは非常に気に入っていてしょっちゅう履いていたのですが、やはり自己主張が強いカラーのためもう少しトーンを落とした色目が欲しいなーと思っていたら、ネイビーの限定カラーモデルを見つけ、ついつい買い足してしまいました。サイドのNロゴがリフレクターではなく白いレザーだったり、ミッドソールやヒールカウンターもネイビー色になっていて、少し落ち着いた服装をする時に合わせやすそうだったので。。

永生定番モデルです
おそらくニューバランスで最もカリスマ的なモデルは1300であろうことは多くの方が同意されると思います。ただたまに復刻しても入手が極めて難しく、このところ復刻そのものが出てきていません。Made in USAで1300CLというモデルがあって私も所有していたことがあるのですが、履いた時に感動を覚えるほどのことは私自身はありませんでした。SL-2ラストが私の足型に合っていないことも一つの要因だと思います。
それに比べて996は割と頻繁に復刻モデルが出ていて入手もしやすいと思います。SL-1ラストは細身ではありますが前述のようにアッパーがスエードとメッシュのモデルは伸縮性に富んでいるので窮屈に感じることも少ないと思います。比較的手軽にニューバランスのクラシックなデザインと秀逸な履き心地を味わえるMade in USAモデルとしてオススメの品番です。